この記事では、「和ぬか」さんの「寄り酔い」という曲の弾き方を解説します。
ピックを使わずに、原曲に近い形で弾けるように解説していきます。
(原曲は、こちら:寄り酔い/和ぬか【Music Video】)
ここでは曲が始まってすぐのサビのパターンを説明します。
この部分が弾けるようになれば、あとはコードの繰り返しが多いので曲のほとんどの部分が同じコードで弾けます。
また、バッキングパターンが少しずつ変わっていきますが、ここで紹介するパターンを少しずつアレンジしていけば曲全体をいい感じにカバーできると思います。
YouTubeでも解説しているので、よろしければそちらも合わせてそちらもご覧ください。
→寄り酔い/和ぬか ギター解説【コード譜あり 原曲コピー】
Youtubeの補足としてこの記事を見ていただけるといいかと思います。
(1)使用するコード
使用するコードは、以下の5つです。ジャズでよく使われる押さえ方で、弾き語りで使われる押さえ方と少し違っていますが、アレンジの幅が広がりますので、これを機に覚えてみるといいと思います。
①F#7
②DM7
③C#m7
④F#m7
⑤A7
(2)バッキングパターン
基本的なコード進行は、(1)で紹介したコードのDM7→C#m7→F#m7→A7の繰り返しです。
i)DM7バッキングパターン
まずは、DM7の部分だけ切り出した動画です。
バッキングパターンとしては、
ルート(5弦)→高音弦(4弦から2弦)
→ゴーストノート×2→ルート(5弦or6弦)
(→次のコード)
となっています。
赤字の部分は3連符なので続けて弾きますが、この部分がポイントになるかと思います。
ⅰ)まず、左手を浮かせてコードの音をミュートします。
一つ目のゴーストノートは、その状態で右手全体で弦をたたく感じで音を出します。
弦がフレットに当たって音が出る感じです。
ⅱ)二つ目のゴーストノートは、そのまま右手の人差し指で4弦、中指で3弦、薬指で2弦を弾いて音を出します。
ⅲ)そのまま、親指でベースの音(5弦)を弾きます。
ここで、5弦5フレットは、左手人差し指で押さえていましたが、左手中指で押さえなおしてから、右手親指で弦をはじくようにしてください。
(次のコードにつなげるため)
この後すぐに、次のコードのベース音(5弦4フレット)が出てきます。
この5弦4フレットは、左手のスライドによって次の音を出します。
スライドで音を出すので、右手親指で弦をはじく必要はありません。
赤字の3連符の部分と続けて弾くと、以下のようになります。
ⅱ)C#m7バッキングパターン
バッキングパターンとしては、
ルート(5弦)→高音弦(4弦から2弦)
→休符→次のコードにつながるベース音
(→次のコード)
となります。
ⅲ)F#m7バッキングパターン
ⅰ)DM7と同じパターンで弾きます。
ⅳ)A7バッキングパターン
ⅱ)C#m7と同じパターンで弾きます。
あとは、ⅰ)DM7からの繰り返しになります。
(3)最後に
慣れるまでは難しいかもしれませんが、ピックで弾くだけでなく指で弾く奏法を覚えていくとアレンジの幅が広がります。
この曲の弾き方も、他の曲のアレンジに使えそうな弾き方なので、試してみるといいと思いますし、
自分なりの弾き方を考えてみるのもいいかもしれませんね。ぜひチャレンジしてみてください。