ギターの基本テクニックを知りたい。チョーキングって何?という方向けの記事です。チョーキングについて解説します。
(1)チョーキングとは
他のテクニックと同じく、二つの音をなめらかにつなぐためのテクニックの一つです。
まずは、どのようなテクニックか、動画で紹介します。
(2)チョーキングのやり方(通常のチョーキング)
例えば、以下のように3弦7フレットをチョーキングする場合を見てみます。
これまでは、2つのフレットを使用していましたが、今回は1つのフレットだけを使います。
チョーキングは、通常、下の図のように「c」で表記されます。
手順は、二つです。
①3弦7フレットを押さえて、ピッキングする。
②3弦7フレットを鳴らしたまま、左手薬指を上にあげて音程を高くします(右手はピッキングしない)
下の動画で確認しましょう。
右手のピッキングは1回だけです。
その後は左手薬指を上にあげて、弦を曲げることによって、音程を高くするイメージです。
この時、薬指は下に下げてもいいです。音が鳴りやすい方法を探してみてください。
音程をどのぐらいあげるかですが、ちょうど1音分あげるようにします。具体的には、2フレット分、音程が上がるようにします。
例えば、3弦7フレット(レの音)をチョーキングする場合は、3弦9フレットの音(ミの音)が出るまで、弦を曲げます。厳密にミの音にするのは難しいので、違和感のない範囲で音程が合えば大丈夫です。
コツは、薬指だけで弦を曲げようとするのではなく、中指や人差し指の力も借りて弦を曲げるイメージです。
チョーキング(ハーフチョーキング)
(2)で紹介しましたが、通常のチョーキングではちょうど1音分(2フレット分)、音程が上がるようにします。
一方で、ハーフチョーキングというものもあります。普通のチョーキングが「cho.」や「C」で表記されるのに対して、「H.C.」で表記されます。この場合、半音分(1フレット分)、音程が上がるようにします。3弦7フレットのチョーキングをする場合は、3弦8フレットの音(レ♯)がでるまで弦を曲げます。これも、厳密に半音分あげるのは難しいので、違和感のない範囲で音程が合うようにします。
まとめ
チョーキングもよく使うテクニックです。ギター特融のニュアンスが出せる奏法なので、ぜひ使いこなせるようになりましょう。
音程について書きましたが、実際のフレーズの中で違和感がない程度に音程を合わせることができれば、問題ありません。最初のうちは、あまり音程の正確さばかり気にしすぎないようにするのがよいと思います。いろいろなフレーズを引いているうちに、感触がつかめてくると思いますので、まずはチョーキングが使用されているフレーズをいろいろと練習してみるとよいと思います。