・コードが変わるときに止まってしまう
・コードチェンジがスムーズにできない
という方向けの記事です。
前回の記事で、コードチェンジの基礎的なことを説明しました。
この記事では、実際に曲を演奏するときに、コードチェンジについて注意することを説明していきます。
この記事は、前回の記事の応用的な内容になるので、まだ前回の記事を見られていない方は、前回の記事から見ていただければと思います。
ここでは、8ビートの曲を弾くときの注意点を書いていきます。
8ビートの曲の弾き方がわからない場合は、まずこちらの記事から見ていただければと思います。
ギターの弾き方:右手の動かし方の基本パターン(8ビートストロークの基本②)
(1)練習方法
基本は、前回の記事と同じく、メトロノームに合わせて弾けるようになることです。
練習方法は、以下のようになります。
・リズムを一定にして、メトロノームに合わせて弾いてみる
・8ビートストロークパターン1回につき、コード1つで弾いてみる。
例として、以下のコード進行を取り上げてみます。
|C|G|Am|Em|
最終的には、以下のテンポで弾けることを目指します。
このテンポは平均的なテンポなので、少し練習すればもう少し早い曲も割とすぐに弾けるようになります。
今回の8ビートストロークのパターンを示します。メトロノームのクリックの位置は赤丸で示します。
まずは、以下の速さで弾くことを目指します。(bpm=60)
メトロノームのクリック4回が一つの区切り(1小節)になります。
それでは、メトロノームをbpm=60として、実際に弾いてみてください。
コード進行:|C|G|Am|Em|
メトロノームのアプリを使ってもいいですが、WEBページ「Web Audio Metronome」のリンク先を貼っておきます。
Web Audio Metronome
(使い方がわからない場合は、前回の記事で紹介しています)
ギターのコードチェンジのコツ・練習方法
bpm=60で止まらずに弾けるようになったら、少しずつテンポを速くしていき、最終的にbpm=120で弾けるようにします。
例えば、bpm=60の次はbpm=70、bpm=70で止まらずに弾けるようになれば次はbpm=80、というように、段階的に早くしていきます。
(2)コードチェンジのコツ
①コードが変わる少し前から、準備をする。
コード進行は、同じく|C|G|Am|Em|で説明します。
コードチェンジの前の赤枠で書いた部分から、左手を離して次のコードを押さえ始めるイメージです。
赤枠の部分ではちゃんとしたコードの音が鳴らないことになりますが、気にせずに弾いてみましょう。(メトロノームに合わせて弾くことのほうが、重要です)
bpm=120で、赤枠の部分で左手を離して次のコードを押さえるように弾いた場合は、以下のようになります。
慣れてくると、赤枠の部分でもコードを押さえた状態でコードチェンジできるようになります。
②次のコードとの共通点を意識する
前の記事でも紹介しましたが、例えば、C→Gでは、中指、薬指をそのままの形で上の弦に移していることがわかります。
このように、次のコードとの共通点を意識すると、移動がスムーズになります。
③弾きたい曲に出てくるコードについて、左手を見なくても弾けるようになる
こちらも前の記事で紹介しましたが、左手を見なくても弾けるようになっておけば、よりコードチェンジがスムーズになります。
コードチェンジがなかなか上手くいかない場合は、まずはダイアグラムを見なくても弾けるようコードを覚えることから始めるといいと思います。