ジャズコード1(メジャー系テンションコード)

・ジャズコードの押さえ方を知りたい
・ジャズコードの基本は分かったので、テンションコードなどを知りたい
とい方向けの記事です。
ギターでジャズのコードを押さえる方法について説明します
ジャズだけではなく、弾き語りの雰囲気を変えてみたいときや、ギターボーカルディオでの演奏などのアレンジにも使えます。

ジャズコードでは、前回の記事でも説明した通りM7(メジャーセブンス)、m7(マイナーセブンス)、7(セブンス)、m7b5(マイナーセブンスフラットファイブ)の4つのコードが基本的なコードです。
弾き語りやボーカルの伴奏にも使えるジャズコード

ここで、基本コードに追加する「テンションノート」というものが使われることがあります。
ジャズでよく使われる方法ですが、テンションノートを追加することによって、コードの響きがより豊かになります。
このテンションノートを追加したコードは、「テンションコード」と呼ばれます。
弾き語りの雰囲気を変えるためのアレンジや、ギターボーカルデュオでのアレンジにも使えますのでぜひ弾けるようになりましょう。

テンションコードには、色々な種類がありますが、この記事ではギターで押さえやすいテンションコードに絞って押さえ方を解説します。
6弦ルートの場合と5弦ルートの場合で使いやすいテンションコードが違ってくるので、それぞれの場合で使いやすいコードを説明していきます。
この記事では、まずM7のテンションコードについて説明します。

(1)M7
①6弦ルートの場合
まず、前回の記事でも紹介しましたが、6弦ルートのM7基本コードは、以下の押さえ方です。

6弦ルートのM7に対して、よく使うテンションコードは、以下の押さえ方になります。コードは、「M7(13)」となります。

赤で示しているのが、ルート音です。例えば、6弦3フレット(G=ソの音)を赤で示している指で押さえると、上の二つのコードはGM7、GM7(13)となります。

青で示しているのが、テンションの音(基本コードと異なる部分)です。
GM7とGM7(13)を弾き比べてみると、通常のコードとテンションコードの響きの違いが判ると思います。

実際のコード進行を弾いてみましょう。
Am7     ⇒      D7     ⇒    GM7(13)
  

②5弦ルートの場合
5弦ルートのM7基本コードは、以下の押さえ方になります。

よく使うテンションコードは、「M7(9)」となります。

コード進行の例です。
Dm7      ⇒     G7     ⇒     CM7(9)
  

ここでは、M7を紹介しましたが、m7や7のテンションコードも組み合わせると、よりおしゃれな感じのコード進行になります。
次の記事で、m7のテンションコード、その次の記事で7のテンションコードを紹介しますのでぜひそちらもご覧ください。