ジャズコード3(セブンス系テンションコード)

・ジャズコードの押さえ方を知りたい
・ジャズコードの基本は分かったので、テンションコードなどを知りたい
とい方向けの記事です。
前回から引き続き、ギターでジャズのコードを押さえる方法について説明します。
この記事では、7(セブンス)系のテンションコードを紹介します。
ジャズだけではなく、弾き語りの雰囲気を変えてみたいときや、ギターボーカルディオでの演奏などのアレンジにも使えると思います。

ギターでよく使う7(セブンス)系のテンションコードについて、6弦ルートの場合と5弦ルートの場合に分けて説明していきます。

①6弦ルートの場合

6弦ルートの場合、通常のセブンスコードは以下の押さえ方になります。

このコードに対し、よく使うテンションコードは、「7(13)」と「7(b13)」です。

  

7(13)         7(b13)

赤で示しているのが、ルート音です。例えば6弦5フレット(A=ラの音)を赤で示している指で押さえると、上の基本コードはA7、テンションコードはA7(13)、A7(b13)となります。

赤枠の部分が、通常のセブンスコードの構成、青で示しているのが、テンションの音(基本コードと異なる部分)です。

メジャーキーの進行(明るい曲)ではどちらのテンションコードも使えますが、マイナーキーの進行(暗い曲)では7(b13)を使うと曲にあった雰囲気になることが多いと思います。

②5弦ルートの場合
5弦ルートのM7基本コードは、以下の押さえ方になります。

よく使うテンションコードは、「7(9)」と「7(#9)」「7(b9)」となります。

    

7(9)       7(#9)           7(b9)

同じく、赤で示しているのが、ルート音です。例えば5弦5フレット(D=レの音)を赤で示している指で押さえると、上の基本コードはD7、テンションコードはD7(9)、D7(#9)、D7(b9)となります。

赤枠の部分が、通常のセブンスコードの構成、青で示しているのが、テンションの音(基本コードと異なる部分)です。

メジャーキーの進行(明るい曲)では、7(9)、マイナーキーの進行(暗い曲)では、7(#9)や7(b9)を使うと曲にあった雰囲気になることが多いと思います。

ちなみに、「7(#9)」はジミヘンドリックスがよく使っていたため、「ジミヘンコード」とも言われています。

応用例

Dm7(9)            ⇒ G7(13)     ⇒   CM7

 

通常の7(セブンス)とはだいぶ雰囲気が違っていて、おしゃれな感じになっていると思います。
色々なコード進行に当てはめて使ってみましょう。