ギターの弾き方:右手の動かし方の基本パターン(8ビートストロークの基本②)

ギター講座Ⅱ【ストローク(右手の動き)】

・8ビートストローク(右手の基本パターン)の弾き方や練習方法を知りたい
・空ピックのコツを知りたい
という方向けの記事です。
ギターの右手の動きで最も基本的なパターンである8ビートのストロークパターンについて説明します。

(1)8ビートストロークの基本パターン②

まずはこの記事で説明するパターンを聞いてみてください。
前回の記事で説明したダウンストロークとアップストロークの組み合わせで弾くことができます。

譜面で示すと、こんな感じです。

(⇣)の部分は、手を上から下に動かしますが、ピックを弦に当てない(弦は弾かない)ようにします。
音を伸ばしている間に、右手を上から下に移動させるイメージです。

このように、弦を弾かずに手だけ動かすことを「空ピック」といいます。

(2)空ピックのコツ

なぜ、このようなことをするかというと、リズムを安定させるためです。
右手の上下の動きは、同じスピードにして、基本パターンのリズムを弾くことになるので、リズムがぶれなくなり、自然なアクセントもつけやすくなります。
ちなみに空ピックを使わないで弾くと、以下のようになります。
この弾き方だと同じリズムにはなりますが、手の動きが一定ではないので、リズムがぶれたりアクセントが不自然になったりします。

なので、基本的には空ピックを使って弾くようにしましょう。
空ピックで弾くコツですが、右手は常に同じ速さで上下に動かすことをまず意識することが重要です。
そのうえで、音を伸ばすときにピックを弦にあてないようにすることを意識して弾いてみるとよいと思います。

(3)練習方法
なかなかコツをつかめない場合は、パターンに分けて弾いてみましょう。

①(a)パターン
赤色の部分です。ダウンストローク1回です。上から下に1回弾きます。

②(b)パターン
次に青の部分です。
ダウンストロークとアップストロークを1回ずつ弾きます。

③(c)パターン
緑の部分です。ここが一番難しいと思います。
アップストローク→ダウンストローク→アップストロークの順番で弾きます。

(a)、(b)、(c)のそれぞれのパターンを一つずつ練習して、それぞれのパターンが弾けるようになったら
(a)→(b)→(c)の順でつなげて弾いてみてください。
自然に、空ピックのパターンになると思います。

次の記事では、8ビートの曲をいくつか紹介します。気にいった曲を見つけて、実際に、ここで覚えた8ビートストロークのパターンを使って弾いてみましょう。

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8ビートの曲を8ビートストロークで弾いてみる