【アレンジ】簡単にジャズっぽくアレンジする方法

・色々な曲をおしゃれにアレンジして弾いてみたい
・作曲した曲をおしゃれにアレンジしたい
・でも、難しい理論は勉強したくない
という方向けの記事です。
簡単にジャズっぽくおしゃれにアレンジする方法を説明します。
アレンジ後のイメージは、こんな感じのアレンジになります。

(1)コードを少しだけいじってみる
ジャズっぽく、おしゃれにアレンジするのに一番簡単な方法は、コードをすべてセブンス系のコード(メジャーセブンス、マイナーセブンス、セブンス)に変更してしまう方法です。

①メジャーコード(例えばC、F、G)はどうする?
メジャーコードは、メジャーセブンスか、セブンスに変更します。
どちらに変更するかですが、まずはメジャーセブンスに変更してみて、曲に合わなければセブンスに変更してみるという方法でどちらが曲にあっているかを試してみてください。
(理論的に説明がつくんですが、ややこしい話になってくるのでここでは省略します)
②マイナーコード(例えば、AmやEm)はどうする?
マイナーコードは、マイナーセブンスに変更します。
③その他のコードはどうする?
その他のコードは、そのまま弾いてOKです。
④例:王道コード進行「カノンコード」の場合
ここでは、ポップス等でもよく出てくる王道コード進行「カノンコード」を例にとって説明してみます。
なお、カノンコードはクラシックの名曲「カノン」と同じコード進行で、あいみょんのマリーゴールドやスピッツのチェリー等、多くの名曲で使われているコード進行です。

・アレンジ前のコード進行(カノンコード)
|C|G|Am|Em|F|G|F|C|

・アレンジ後のコード進行
|CM7|G7|Am|Em|FM7|G7|FM7|CM7|

まずは、アレンジ前のコード進行と、アレンジ後のコード進行を弾き比べてみて、雰囲気の違いを感じてみてください。

(アレンジ方法)
①のルールにそって、CはCM7、GはG7、FはFM7に変更します。
基本的にM7に変更ですが、Gのみ7に変更しています。
Gについては、試しにGM7にして弾いてみましょう。少し違和感があり、G7のほうが自然な流れに聞こえるはずです。

次に②のルールにそって、AmはAm7に、EmはEm7に変更します。

コード進行にそったコードダイアグラムを載せておきます。

(2)コードの押さえ方をジャズコードにしてみる
通常の弾き語りに使用されるコードでも、(1)のようにコード進行自体を変更することでだいぶ雰囲気が変わると思います。
もう一つ、雰囲気を変える方法は、コードの押さえ方を変えることです。
ジャズで使用されるコードを使ってみるともう一段、雰囲気が変わると思います。
ジャズコードは、オクターブでの音の重なりが少なく、通常の弾き語りで使用されるコードよりもすっきりした響きとなります。
ジャズコードの押さえ方は、以下の記事で紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
弾き語りやボーカルの伴奏にも使えるジャズコード

(1)、(2)の方法をどちらも使うと、アレンジ前からだいぶ違った雰囲気になると思います。是非、参考にされてみてください。